Weezer TEAL ALBUMを全曲解剖

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2019年1月24日、全曲フルカバーアルバムをサプライズリリースしました。

CDの発売はまだですが、AppleMusicで全曲聞けましたので早速レビューしていきます。

・トラックリスト

M-1 Africa / アフリカ TOTO  
M-2 Everybody Wants to Rule the World / ルール・ザ・ワールド Tears For Fears  
M-3 Sweet Dreams (Are Made Of This) / スィート・ドリームズ(アー・メイド・オブ・ディス) Eurythmics  
M-4 Take On Me / テイク・オン・ミー a-ha  
M-5 Happy Together / ハッピー・トゥゲザー The Turtles  
M-6 Paranoid / パラノイド Black Sabbath  
M-7 Mr. Blue Sky / ミスター・ブルー・スカイ ELO  
M-8 No Scrubs / ノー・スクラブス TLC  
M-9 Billie Jean / ビリー・ジーン Michael Jackson  
M-10 Stand By Me / スタンド・バイ・ミー Ben E King

ものすごいラインナップ。

洋楽好きじゃない日本人でも半分は聞いたことあるんじゃないかという。

おそらく万国共通の最強ラインナップでしょう。

・そもそもWeezerというバンド

超有名バンドですが、最近大きなヒットがないため、もしかしたら知らない人もいるかもしれません。軽く触れておきましょう。

Weezerは1992年結成のアメリカはカリフォルニアのオルタナティブロックバンドです。

リヴァース・クオモ、ブライアン・ベル、スコット・シュライナー、パトリック・ウィルソンの4人編成。

このバンドの特徴はなんといってもそのビジュアルのダサさ。

当時イケイケ(笑)のごりごりイケメンが占めていたロックスターの地位を

内向的でオタク気質、女になんて縁がないやつらが確立したんです。

奇跡の泣き虫バンドなんて言われたこともありました。

様々な名曲を世に送り出していますが、おそらく一番有名であり、Weezerを提言する際に用いられるのがこちらの楽曲。

パリピの中で演奏するダサいオタクのバンドといった印象を受けますが、

何とも言えない哀愁漂う佇まい、歌声、そして歌詞。

現実逃避をするために一緒に欲の溺れよう、だがそんな人生に意味なんてあるのだろうか。

オタクっていうのはおどおどしてるからといって決して考えがないわけではないんです。

むしろ本質的には哲学的な生物だと認識しています。

そんな歌詞がマイナー調のメロディに織り込まれ、染みわたります。

サビでの落ち着いた歪みギター、そこからの哀愁漂うリフ、そこから一転、気持ちのいいギターソロ。

この展開、癖になります。

・全曲レビュー

そんな彼らがサプライズでリリースした今回のカバーアルバム、改めて1曲ずつ見ていきましょう。

M1. Africa / アフリカ TOTO

言わずと知れたTOTOの名曲、アフリカ。

これをWeezerがやるとこうなります。

もともとコーラスワークに定評のあるWeezerです、当然のごとくサビ前からサビのハーモニーは本家に席巻するクオリティです。

サウンド的にはオルタナロックバンドとしての重さ、重心の低さをドラムベース隊が支え、

それに素晴らしいコーラスワーク、嫌みのない歪みギターが包み込んでくれます。

セイセワークも下手に弄らず、本家へのリスペクトを感じられます。

後半のふざけ方はジャーニーを意識しているような気もしますが、気のせいでしょう笑

M2. Everybody Wants to Rule the World / ルール・ザ・ワールド Tears For Fears

全部名曲なんですけど、改めて、名曲です。

1985年リリースのこの曲は全米1位を獲得し、 ブリティッシュ・インヴェンジョン をけん引した1曲。

Weezerがやるとこうなります。

悪いわけがなかろう、ソフトロック的な側面があるこの曲をWeezer調にしっかり昇華させています。

個人的には本家よりも好きです。やはりリズム隊がしっかりすることによって芯が太くなります。

そしてやはりコーラスワーク、そしてヴォーカルの爽やかな色味、もともとカリフォルニアの風を感じるWeezerとの相性はピカイチです。

M.3 Sweet Dreams (Are Made Of This) / スィート・ドリームズ(アー・メイド・オブ・ディス) Eurythmics

ちょっと異色ですが、間違いなく有名な曲。

日本だと空耳アワーで有名かもしれませんね。1983年に全英3位全米15位でゴールドディスクを取っています。

この無機質なエレクトリックポップをWeezerがやるとこうなります。

これはWeezerなのか・・・?

本家リスペクトが強すぎるのか、結構そのまんまな印象、ベースラインの遊びは面白いですね。

4. Take On Me / テイク・オン・ミー a-ha

もうずっと名曲。全米1位全英2位のスーパーヒット、実写とロトスコープの融合が話題を呼びMTVで爆発的にヒットしました。

Weezerがやるとこうなります。

曲は1分15秒からはじまります。

こちらは本家のPVと同じく実写とロトスコープの融合をしています。

やはりモートン・ハルケットの超ハイトーンヴォイスは無理なようですね笑

この曲も後半の落ちさびまで特にWeezer感はありません、それもその一瞬だけで他に比べると映像以外面白くない一曲です。

5. Happy Together / ハッピー・トゥゲザー The Turtles

時代は一気に60年代へ、67年にリリースされ全米1位を獲得。

TurtlesとWeezerは音楽性が似ているためどうなるのかが楽しみです。

はい、すきー。もう大好きですこれ。

哀愁の泣き虫ボイスで一気に心をつかまれ、脇を爽やかに埋めるコーラスワーク

そこから一気にクリーンかつ歪んだギターサウンド、一気にWeezerサウンドに持っていく感じ、卑怯です。

こういうのを待ってた。

6. Paranoid / パラノイド Black Sabbath

ここでまたもやスパイス的な1曲が・・・。

1970年リリース、全英1位。サイモン&ガーファンクルの明日にかける橋を蹴落としての1位入りで大騒ぎ。

オジーオズビーン節炸裂のこの曲、Weezerがやるとこうなります。

インテンポだ笑

インテンポなパラノイドだ笑

単純にかっこいい、でもなんかBlackSabbathっていうかメガデスのカバーって感じですね笑

7. Mr. Blue Sky / ミスター・ブルー・スカイ ELO

CMソングとして有名ですね。

軽快なリズムとコーラスワークが特徴的な1曲ですから、合わないわけがない。

サビのコーラスワーク、スムーズ。そしてギターソロ、文句なしです。

8. No Scrubs / ノー・スクラブス TLC

時代は一気に90年代後半へ。

えっちな褐色おねえさんが踊りまくるR&B。全米1位全英R&B1位のヒット曲。

エドシーランみたい・・・。

やっぱりWeezerはコーラスワーク、そして静と動の転換が心地よい。

90年代R&BをしっかりWeerzer節に落とし込んでいます。

9. Billie Jean / ビリー・ジーン Michael Jackson

もう特に何も言わなくていいでしょ笑

完成されつくしているこの曲をどう持っていくのか。

ふぅ~↑って・・・笑

クオモのハイトーンボイスがこの曲とよく合っています、そしてニッケルバックかよっていう壁のような歪ギター。

そしてコーラス(以下略

Weezerかは別として、かっこいい。原曲が良すぎますね。

10. Stand By Me / スタンド・バイ・ミー Ben E King

最後の最後にこれを持ってくるとは・・・。

知らない人はいないでしょう。

さあ、どうなるか・・・。

このベースは、いいのか・・・?

しっかし、声が良い・・・良すぎる・・・。飛んでくリバーブが気持ち良すぎる・・・。

非常にシンプルな構成、空間が広い。締めにふさわしい一曲に仕上がっています。

後半間奏部分、急にロックアンセムみたいになりますが、原曲のストリングをロックに変化させてるのは面白いと思います。

 

・総評

駆け足になりましたが、全曲感想を書いてみました。

損はしません、とりあえず買ってください。笑

ぜひ第2弾も出てほしいですね、原曲へのリスペクトと自分たちの音楽への昇華、そのバランスが非常によく取れたアルバムに仕上がっていると思います。

購入はこちらから。

 

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