少し前までの日本の女性歌手って、空前の弾き語り系シンガーソングライター乱立みたいなのがあった気がいます。
藤原さくら、井上苑子、山崎あおい、関取花、片平里奈、等々
そんな女性シンガー界隈ですが、ここんところのブームのひとつとして
ソウルフルな歌声が挙がると思います。
Nakamura emi、iri、あいみょん等、いままでのどっちかというと爽やかさを前面に出したかわいい系のシンガーから
一癖もふた癖もありそうな、でも魅力的なシンガーたち、
そんな中でも個人的に今いちばん注目しているシンガーが
今回紹介する、中村佳穂
まずはこちらをどうぞ。
端的にいうと、女性版の七尾旅人。
すごい乱暴ですが・・・。
ですが、七尾旅人の歌声が包み込むような歌声とするなら、中村佳穂の歌声はもっと鋭利に感じます。
個人的な感想ですが、七尾旅人の楽曲は雨の日の窓際でまどろみながら聞きたくなるんです。
外の景色を見ながら、でも確かに外の冷たい雨とは隔絶された世界で空を見上げる作風といったイメージ。
一方、中村佳穂の楽曲たちは
秋のうす曇の日、でもまだ紅葉はしていない街を散歩しながら聞きたい楽曲たちというんでしょうか。
景色と自分と同化させてはじめて入ってくる曲たち。
七尾旅人が夜なら中村佳穂は昼さがりとでもいうような。
切ないけど暖かい。
今回そんな中村佳穂が2枚目のアルバムをリリースしました。
全12曲。
秋のおさんぽに、ぜひ。
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