Factorio好きの間で話題のSatisfactoryが発売されました。
まだアーリーアクセスでコンテンツ量はそこまでありませんが、一通り遊びましたので、雑感を書いていこうと思います。

ゲーム概要
建設と自動化
『Satisfactory』はオープンワールドの一人称視点の工場建設ゲームに少しだけ探検と戦闘要素を加えたものです。
パイオニアを自負するFICSIT Incorporatedは、見知らぬ惑星を探検、開拓し、異星の生物と戦い、複数の階からなる工場を建設、
ベルトコンベアのシステムを導入して車両を自動化、そして新しい技術を研究します。
FICSIT inc.の社員であるプレイヤーは、「Save the Day」プログラムの一翼を担い、
できれば友達の助けを借りながら、長期の問題を見据えたうえでの短期の解決法を提供します。
これがストアページに書かれている紹介文章です。
factorioを3D化したゲームか
工場を建設し、製作工程を自動化するというゲームタイプというと
どうしてもfactorioが真っ先に浮かびますし、おそらくプレイヤーの半分は
factorioプレイヤーでしょう。
僕も正直「factorioが3Dになった!!?!??」という情報ではじめました。
しかしその実、このゲームはfactorioの3D化ではありません。
僕が思うにこのゲームの醍醐味は
探検です。
1人称であるが故の探検性。
このゲーム、いわゆるマップはありません。
地形を今いる場所からスキャンし、どの方角の何メートル先に○○がある。
といった手掛かりしか得られません。
この形式はfactorioというよりマインクラフトに近いように感じます。
400m先に鉄鉱石があります。
このように表示されますが、factorioのように単に400m先に鉄鉱石群が存在する。
その間にはバイターの巣があって駆除しないとな・・・。
そうではないのです。
400m先にたどり着くまでに高低差、崖、猛毒地帯、危険生物

時には先に進むために巨大なスロープを建設する必要もあります。
これらが入り交じったエリアをプレイヤーが身一つで探索しなければならないのです。
当然、一筋縄ではいきませんし、プレイヤーに与えられた初期武器はバールのような何かです。
1人称であるがゆえに生まれるこの緊張感はfactorioでは得難いものがあります。
高さ方向の追加による工場の複雑化
もうひとつ、やはりこれも1人称であるが故の複雑さですが、
工場を高さ方向に拡張できます。
このため工場の設置が非常に自由で、かつ複雑にできます。

地下ではなく、地上高を上げる、ぼくもまだここらへんはつかみ切れていません。
電力網の貧弱さがストレスに
このゲームにも当然ながら電力需給の問題は付きまといます。
最初は草を燃やすバイオマス発電
そこから石炭、石油と化石燃料に移行していきます。
それぞれ発電量がアップデートされ、それに伴って専有面積が増えます。
マップによっては平地が限られるのでバイオマス一本でいくことになる可能性も含んでいます。
ここらへんはデザインとしてよくできていると思います。
問題は電力網を構成する電柱に4本までしか電線が接続できないことです。

発電効率をあげるためには電柱1本に対してできるだけ多くの発電機をぶら下げる必要が出てきますが、
それが4本となると発電機3機を1グループとすることになります。
これが非常に億劫で、電線網が複雑になります、拡張計画をしっかり立てないと
停電時に経路探査が複雑になってしまいます。
上位電柱が今後追加されることを願います。
自動運送は男のロマンが詰まっている
factorioでは鉄道が自動運送の要でしたが、
Satisfactoryではそれが自動運転車になります。

種類は今のところ2種類、トラクターとトラック。
どちらも自動手動が切り替え可能で、経路記録ができ、
記録した経路を沿って自動で運搬ができます。
トラックステーションを置くことで遠方から物資を自動で運搬することが可能です。あまり無理な経路を指定すると転びますが・・・w
自動化の必要性と総評
このゲーム、単純によーいドン!で作業を進めた場合、効率化されてない
自動化工場を使うくらいなら全部自分で作った方が早いです。
序盤の自動化はあくまで補助、探検中に作業が少しでも進む、程度です。
今後のアップデート、また工場の大型化に伴い自動化はなくてはならなくなりますが、序盤からfactorioを求めていると少し意外に思うかもしれません。
しかし3D化した工場、愛嬌のある挙動をする機械たち、

ロマンあふれる巨大建造物、巨大生物、息をのむ地形。


これらはfactotioでは決して味わえないものになっています。
ぜひお手に取って遊んでみてください。




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