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次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム水溶液の違いを乱暴に解説。

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巷で大流行り、よく聞く次亜塩素酸の文言、でもきちんと判別しないと、
結構危険です。
似ているのは名前だけ。

似ているようだが、そもそも全然違う。

簡単に言います。

次亜塩素酸水は酸性の液体です。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液はアルカリ性の液体です。

生成方法も全然違う。

次亜塩素酸水は

0.2%以下の食塩水を有隔膜二室型電解槽において電解すると
塩化物イオン(Cl-)から塩素ガス(Cl2 )が生成し、
さらにH2Oと反応して次亜塩素酸(HOCl=HClO)と塩酸(HCl)が生成し、
強酸性次亜塩素酸水となります。

一方、次亜塩素酸ナトリウムは

高濃度(飽和)食塩水を無隔膜一室型電解槽において電解することによって生成する。

こちらの場合、陽極生成物が陰極生成物(水酸化イオンOH-)と反応して水酸化イオンの生成量が水素イオンの生成より多いためアルカリ性となります。

使用方法も異なります。

これは暴論です、ただの雰囲気、イメージとして認識するための説明です。

次亜塩素酸水は手指消毒のアルコールのようなものです。
濃度にさえ気をつければ人体へは無害です。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液はいわばキッチンハイターカビキラーだと思ってください。薄めてもアルカリ性の溶液は皮膚に付着するとぬるぬる、溶けます。
人体へも有害です、特に気をつけてください。

店頭に並んでいる商品、区別がぜんぜんつかない。

二つの液体とも、効果のほどは高く、インフルエンザウィルスの不活性化にはとても有効なようです。
ただ、ここまで特性の違う液体なのにとても名前が似ていて、
しかも店頭での商品パッケージはとても見分けがつきにくい。

また、中にはただのアルコールを次亜塩素酸水と取れる表示で販売している商品もあります。

これは次亜塩素酸水なのか、次亜塩素酸ナトリウム水溶液なのか、きちんと表示をみて購入しましょう。

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