■長い導入
最近趣味の一つにカメラを追加しまして。
いやもともとカメラは持ってたんですが、Nikonの一眼レフはでけえってことでどうにも持ち歩くっていう機会があまりなかったんですよね。
そこでFUJIFILMのX-E3というミラーレス機に乗り換えました。
そこらへんの話は後日書こうかな。
話は飛んで、筆者は最近流行りのオールドレンズ の沼にハマりまして。
最近ちょくちょく遊んでいるのですが、
X-E3はAPS-C機なんですよ。
まぁFUJIはミラーレスフルサイズ作らないって断言してるので当たり前なんですが。
カメラの小型化とオールドレンズ への傾倒の時期が微妙にずれてまして。
何が言いたいかって言うと。
オールドレンズ を楽しむにはAPS-Cミラーレスだと超中途半端ってことなんです。
オールドレンズ の醍醐味である画角端の特徴的なボケや色飛びとかが
APS-Cだと切られちゃう。
そしてAPS-Cだとだいたい1.5倍くらいの焦点距離になるもんで、
50mmのレンズは75mm相当になっちゃうんです。
欲しいレンズを全然活かせない。
それがAPS-Cの宿命。
なーんで素直にαとかにしなかったのかと後悔する日々の中。
フォーカルレデューサーアダプター
なる機材を発見しました。
■フォーカルレデューサーアダプターとは
ようやく本題です。
APS-Cだとフルサイズに比べ、1.5倍相当の画角に切り取られるって言う話は先ほどしました。すげえ雑な説明なんでコアな人たちに滅されそう
ならその分、センサーの前で縮小すりゃいいんじゃね?
ってのがフォーカルレデューサーアダプターです。
僕の使っているオールドレンズ はM42という規格のマウントなので、
FUJIのFXマウントにはめるにはマウントアダプターが必要になります。
これはフィルムカメラを使わない場合の宿命で、レンズが想定より飛び出すためちょっとダサいです。

本当はボディに直接オールドレンズ が美しいんですけどね。
まぁできないものは諦めて。
このどうせマウントアダプターつけるなら、レンズマウントに縮小用のレンズをぶち込んじゃえ!ってのが
フォーカルレデューサーアダプターです。
■中一光学 Lens Turbo II M42-FX
今回購入したのがこちら

勝手に日本メーカーだと思ってたら中国メーカーなんですね。

内容物は本体と説明書というシンプルな構成。
これがそのフォーカルレデューサーアダプター。
こう見るとまんまマウントアダプターですね。

結構かっこいいぞこれ。

ふたを取るとこんな感じ。レンズがあります。
すごい無理矢理感があるが、作りは良さそう。
とりあえずテストで撮って見ます。

carl zeiss jena pancolar 50mm f1.8のゼブラを使用。
開放で撮ってます。
部屋が暗いです。
これが普通のマウントアダプーをつけた状態。
50mmですが、APS-Cなのでだいたい75mm換算です。
これにフォーカルレデューサーアダプターをつけると。

結構感動。
まず画角がちゃんと50mmくらいになってる。
細かく言うと、このフォーカルレデューサーアダプターは0.726倍してくれるので
50mm x1.5 x0.726なので54.45mm
55mm換算という結構使いやすい画角に収まってくれます。
もちろんレンズを余計に通してますので、オリジナル、とは言えないのが難点。
でもやっぱり気に入った色のレンズがほぼ変わらない焦点距離で使えるってのは嬉しいです。
もうひとつの利点。というか副作用というか。
見ての通り、明るいです。
これは露光調整したわけでなく、jpeg撮って出しでこれです。
どうやら縮小レンズによって光が集約され、1段階くらい明るくなるようです。
これは嬉しい副作用。
■価格
このフォーカルレデューサーアダプター。
決して安くはありません。19,800で購入しました。
普通のM42-FXのマウントアダプーは2000円くらいなので、
おおざっぱに10倍します。
まぁフルサイズミラーレス買うよりは安いからいいかなと。
本気のフォーカルレデューサーアダプターは8万以上するらしいので
それこそフルサイズミラーレスが中古で買えちゃいますね。
■いい点、悪い点。
・いい点
手持ちのAPS-Cミラーレスでもお手軽にオールドレンズ の魅力が楽しめる。
レンズが1段階明るくなる。
・悪い点
レンズの特性を最大限生かすべきなので別のレンズを通してしまっている。
安いもんではない。
あくまで似た画角になるだけ。
まだ全然撮ってないので、今度の休みにいろいろ撮って使用感を確かめてみます。
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