ベランダで日向ぼっこさせてるミニ盆栽たちですが、
洗濯物を取り込む際引っ掛けてしまい、床へ落下。
ぱりーんとなってしまったので、やりたかった金継ぎをしてみます。
全損というべき壊れ方。
ちょうど絨毯から外れたフローリングの上に落ちたため、パリーん・・・と。
石木花というブランドのミニ盆栽なのですが、替えの鉢もサイトで販売はしていますが、気に入ったのは欠品。
どうしたもんかということで、以前から気になっていた金継ぎを。
金継ぎとは
金継ぎとは破損した器などを漆を使って補修し、補修痕に金粉などの金属粉で装飾して仕上げる技法のことです。
その歴史は古く、縄文時代の出土品にも金継ぎの痕がみられるということです。
その金継ぎの中の現代版との言うべき金継ぎ、簡易金継ぎに今回挑戦します。
本来は漆と金粉で行うのが正式な金継ぎですが、合成樹脂と真鍮紛を使ったもの。
簡易とはいえ、特殊な材料と技術が必要なので、キットを購入してみました。

簡易とはいえ、結構なお値段します。
説明書、面相筆、絵皿、耐水性紙やすり# 400、エポキシ接着剤、エポキシパテ、金粉(真鍮粉)銀粉(アルミ)、テレピン油、合成樹脂、袋 これらが入っています。
では早速。
器の補修
器の土汚れを落とし、よく拭き取り。
2液式のエポキシ樹脂で固着させます。
この時結構シビアにはり合わせる方がいいです、仕上がりに直結します。
接着したらマスキングテープで仮止め。

隙間にパテを詰めていきます。



詰めたらカッターやデザインナイフで余分なパテを落としていきます。
これ、便利ですよ。
こんな感じで、割れのラインに沿って綺麗にしていきます。
そしたら
いよいよ塗り

テレピン油と合成樹脂、そして真鍮粉を混ぜて色つけしていきます。
昔っから絵の才能がないので難しいです。
こちらの面はパテを仕込まなかったのですが、隙間ができてしまっています。

これも味か?といえないこともないですが、やはり反対側のパテで仕上げた方が綺麗に見えますね。

後日、やり直そうかな。
そんなこんなで、
完成系がこちら

一段と味わい深く、また愛着が湧きますね。

こちらの面はやはり気になる・・・。今度やり直そう。
金継ぎの感想
率直に行って楽しいです、そして愛着が増しますね。
しかし合成樹脂で金継ぎを行う以上、食器に施すには抵抗がありますし、
食品にも安全な本来の金継ぎにもチャレンジしたいところ。
でも漆って被れるんだよなぁ・・・。
まあまだ材料はあるので、いろいろやってみたいと思います。
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