今回は前回の続き、コンプ編です。前回はこちら。
ダイナミクス編と言っても大丈夫ですが、今回は特にコンプレッサーに焦点を当てようと思います。
■CLA Classic Compressors
スタジオど定番のアナログコンプ3種が入っているバンドルです。
CLAというのはChris Lord-Algeの頭文字。
エアロ・スミス、ミューズ、グリーン・デイ、U2、ニッケルバック、クリード、ナイン・インチ・ネイルズ、フー・ファイターズ、グー・グー・ドールズ、アラニス・モリセットなど錚々たる面々のエンジニアをやってきた超有名人です。
このバンドルにはそのCLAが監修した1176、LA-2A、LA-3Aの3つが内包されています。

1176に関してはブラックとブルー、切り替えが可能です。
ブルーストライプの1176は憧れの存在という人もいると思います。
いわゆるRev.Aってやつですね。
同じようなのが今のプロツールスにはもともと付属しているし、いらないよって思う人も多いと思います。
しかしながらこのプラグイン、とてもよくできています。
実機に忠実!とは言えませんが、十分欲しい動作をしてくれます。
なにより実機で買うととんでもない価格しますし、コンディションのいいものは出回って居ません。
定番の4つ押し対応ですが、そんなにいいことはありません。
飛び道具としてはあまり使えませんが、やはりRev.A(ブルーストライプ)をボーカルに書けた時のスムーズでパンチのあるかかり方は他のプラグインでは再現できないように思います。
LA-2A・LA-3Aもがっつり前に出てくる印象を与えられ、ここぞという時に使うと抜群にいい効果をもたらせてくれます。
LA-2Aは一応チューブコンプのため、音を濁す時も使ったりします。
■F6 Floating-Band Dynamic EQ

EQやん!EQ編でも出たやんっていうちゃんと読んでくれてる人が大好きです。
こいつはほんとうになんでもこなせる優等生で、
ダイナミックEQ、まぁようはコンプみたいなもんですよね笑
ってことで書きました。
6ポイントのダイナミックEQは本当に重宝するのでおすすめ。
ライブソースで被りを気にせずにコンプをがっつりかけられるのもいいですね。
■Abbey Road TG Mastering Chain
最近一番使ってるトータルコンププラグインです。
EMI TG12410をモデリングしたプラグインで、マスターに挿すチャンネルストリップといった感じです。
それぞれの処理を詳細表示することも可能です。




今流行りのM/S処理もかけられるのでアナログライクに音圧が足せます。
またEQの最小単位は0.05dBで細かい挙動が欲しい人のニーズにも応えられるスペックを持って居ます。
■まとめ
今回も完全に個人的な意見でまとめましたが、
やはりF6はいい・・・。そしてCLAのコンプもぜひ使って見て欲しいです。
EMIのやつはマスター系に挿すコンプがなければ買ってもいいと思います。
次回はなんだろう、飛び道具系でもやろうかなぁ・・・。
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